【活動レポート】テーマ:「やさしさ」で人生を変える『やさしさという技術(ステファン・アインホルン著)』- 海外部読書会



2016年4月24日 Posted in 活動レポート

テーマ

「やさしさ」で人生を変える

課題図書

『やさしさという技術(ステファン・アインホルン著)』

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ビジマ海外部2016年4月 活動レポート
『「やさしさ」という技術』ステファン・アインホルン著
テーマ 「やさしさ」で人生を変える
 
「やさしさ」という言葉から何を想像しますか。
「弱さ」「愚かさ」「カモにされる」といったネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。
もし、たとえ利己的な動機からでも「やさしさ」を身につけることで、あなたが得をするとしたらどうでしょうか。
今回は、あなたの人生まで変えるかもしれない「やさしさ」を取り上げました。
 
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「倫理のジレンマ」に陥ったことはありませんか?
 
「貨物列車が線路上の5人に向かっていくのが見える。あなたがレバーを引けば貨物列車の進路を変えて5人がはねられるのを回避できる。しかし、そこには別の人が1人いて、進路を変えればその人が死ぬことになる。レバーを引くべきか?」
 
多くの人は「レバーを引く」と答えます。
しかし、自分が別の1人を線路に突き落とせば5人の命が助かる場合、多くの人は「突き落とさない」と答えます。
人間は「理性」で判断すれば4人を救うためにレバーを引くべきと考えますが、自分が1人を実際に突き飛ばす、という場面で「感情」が働きやすくなるためです。
 
「倫理のジレンマ」を解くカギは「ルール・判断力・良心・共感力・他者」。
これらを総合的に鍛えていくことで、「より正しい」決断ができます。
 
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「やさしさ」は動機が利己的でもよいのか?
「大切なのは気持ち」は偽りのやさしさか?
参加者からは、ご自身の体験から活発な意見が交わされました。
 
この他にも、課題図書からはこのような問題提起がされています。
 
・「人生塞翁が馬」
・どんなに小さくても無駄な善行はない
・動機が利己的でもよい
・自分にも、他人にもやさしくする
・ほとんどの宗教が説く「やさしさは得」
・進化の原則は「最強の者が生存する」ではなく「適者生存」
 
続いて、今回の最大のテーマは「やさしくなると成功するのか?」。
著者のアインホルン氏は「中年の危機」を経て、医師としてのエリートコースを捨てる道を選択。自身を見つめ直して神について研究した結果、カロリンスカ医科大学の学部長に登りつめました。
 
著者は成功するために、以下の方法を提唱しています。
・手柄を手放し、他人をほめる
・ポジティブな批判をする
・衝突は費やしたエネルギーに見合わないので回避する
・自分の欠点や失敗をオープンにする
 
これらを実践する上で、自分の行動が「正しいか」「自分のためにしているか」「なぜそうするのか」「何が重要で、何が大切か」を自分に常に問いかける必要があります。
 
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「やさしさ」は鍛えることのできる技術ですが、同時に正解もない、終わりのないプロセスです。書いている私自身も十分な思考ができているか、実際に行動しているか、と問われるとまだまだ不十分です
参加者の方々が今回の読書会から持ち帰った学びの中から、ひとつでも実践に移していただければ幸いです。
 
交流会ではさらに活発な議論をするグループも!
 
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参加者アンケートより抜粋
・同じテーマ・課題を通じて、皆さんがどのような視点で物事を見ているのか、どう表現されるかを共有できた貴重な時間でした。今回は「やさしさ」という日常的な面も社会的な面も合わせ持つテーマで、答えはないのですが、各々の意見が違うことがとても興味が湧きました。また本を読み返して、皆さんの意見を思い出したいです。このような読書の仕方はしてこなかったので、貴重なおみやげを頂いた気がします。
 
・「よい行動、思いやりのある行動は、水面の輪のように広がっていく」。私にとって印象深い言葉です。日々やさしさを考えて生きていこうと思います。ありがとうございました。
 
・読書した内容をアウトプットするとてもよい機会になりました。「やさしさ」という抽象的な概念について、参加者の方と具体的な内容を議論することができ、大変有意義な時間となりました。
 
・本の要約がある中、参加者同士でワークの時間もあり、わかりやすくてよかったです。
 
・参加するにあたり、どんな人が来るのか、場違いであったらどうしようという不安がありました。参加して、自分では気づかなかった考え、他の人の視点がわかりとても有意義な時間となりました。有難うございました。
 
・初めての読書会、とても楽しみにしていました。本のレビュータイムとして要約だけでなく、個人的な見解や補足を交えてお話しして頂き、より課題図書に対する理解が深まりました。有難うございました。また気になる本に出会えたら参加させていただきます。
 
・他の参加者の「やさしさ」に対する意識の高さと問題意識の強さがとても刺激になりました。参加者のバックグラウンドも多様で、意外な知見が得られたため有意義な時間を過ごせました。また都合が合えば参加させていただきたく存じます。本日は有難うございました。
 
・扱われる本に対して前向きな気持ちを持って集まった人達同士、どいうベースがあるから知らない人同士でも少しリラックスして参加できた点がよかったです。
 
・自分にない視点を得ることができました。読書会というものにはじめて参加しましたが、アットホームな雰囲気で自分の意見が言いやすく、また他の参加者の方のご意見をたくさん伺うことができました。共通の課題図書を読んだ上での参加だったので、話し合いの内容も深く、結果として自分だけでは得られない視点、自分だけでは行きつけなかった結論を得ることができました。ぜひまた参加したいです。
 
・「やさしい自分は損をしているのではないか」は大変おこがましい思いだったけれど、今度は「自分はやさしくないのではないか」という思いが付いて回るようになっていました。他の方の葛藤を聞いてはじめて「葛藤のあること自体がやさしさの証拠」と感じられました。                         
 
 

イベント詳細

テーマ

「やさしさ」で人生を変える

課題図書

『やさしさという技術(ステファン・アインホルン著)』

開催日時

2016年04月24日(日) 13:00 ~ 15:00



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