【活動レポート】テーマ:女性とキャリア『ハウスワイフ2.0(エミリー・マッチャー著)』- 海外部読書会



2014年6月 1日 Posted in 活動レポート

課題図書

『ハウスワイフ2.0(エミリー・マッチャー著)』

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エミリー・マッチャー著『ハウスワイフ2.0』を課題図書に女性のキャリア、さらにライフスタイル全体について参加者の皆様と意見交換しました。女性だけでなく男性の方もご来場くださり、積極的に議論に加わっていただきました。
 
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今回は急遽版元の文藝春秋社『ハウスワイフ2.0』編集ご担当者様にご来場いただき、ここでしか聞けない、とっておきの話も教えていただきました。
 
ハウスワイフ2.0とは、アメリカの高学歴、中流階級の女性が家庭に入り、家事や農業などに回帰していく現象を指します。不況、なくならない女性差別、出産後も産休が存在しない、食や大企業に対する不信などが引き金となり、女性が会社や従来のキャリアに見切りをつけたのでは、と著者は指摘しています。
 
一方、家庭の主婦はネットを通じて様々な活動を行い、社会とつながるだけでなく大企業を動かす影響力を持つ人たちが現れました。
さらに、Etsy(エッツィー)などの手作り品販売ウェブサイトの成長、主婦ブログの人気などからも『ハウスワイフ2.0』現象の盛り上がりが伺えます。
 
一方で、ハウスワイフ2.0は経済的に自立するには収入が安定せず、また個人的、内面的で活動では社会に及ぼす影響は限られる、という指摘もありました。
ハウスワイフ2.0現象が「家事や手作りで社会を変える」新しいフェミニズムなのか、日本を含む他の国でも同じような現象が起こるのかが今後注目されます。
 
後半ではグループワークを行い、様々な立場からキャリアやライフスタイルについてグループ発表を行っていただきました。
・日本でもインターネットを通じた主婦の交流、自己実現の例があるが(レシピサイト、写真共有サイト)、アメリカのようなハウスワイフ2.0とは異なる
・まず会社の制度が変わらなければ男女ともライフスタイルが制約されてしまう
・男性でも子育てはできるし、関わることもできる
・女性がハウスワイフ2.0のようなライフスタイルを選ぶのは仕方がない部分がある。ただし、極端な方法とも言えるため日本で全く同じ現象は起こらないのでは
 
内容に関しては賛否が分かれる課題図書ですが、このような現象を自分はどのように捉えるのか、周囲の人たちの意見とはどのように違うのかを考える機会を提供できればと考えております。
ちなみ原書”Homeward Bound”では日本語版にはない章も含まれていますので、『ハウスワイフ2.0』を手に取った方もおすすめいたします。
 
(参加者アンケートから抜粋)
・思いがけず版元の方とお話できたのは有意義でした。男性側からの意見を聞けたのは貴重でした。また是非参加したいです。
 
・女性側の意見を聞いて、改めて本書の意味を理解できました、次回以降もぜひ参加していきたいです。
 
・全く違うバックグラウンドを持つ人々とのグループワークなので様々な考え方が聞けて楽しかったです。女性としての自分のキャリアはまだ不明確ですが、これをきっかけに考えていけたらと思います。いいきっかけになりました。
 
・自分も女性として女性の働き方に興味がありました。今回参加者の方とリアルな日本の現状(働き方、会社の制度など)をお互いに話せたのもよかったです。
 
・多様な働き方、生き方をされている方と会を通じて関われることは素晴らしいと思います。継続的に参加したいと思います。
 
・アメリカのバックグラウンドを説明頂いたので1人で本を読んでいるよりも理解しやすかったです。また、グループワークでは同年代の方と色々な視点で話せたのでよかったです。ありがとうございました。
 
・女性の働き方を扱っている本でしたが、この現象の背景が女性の社会進出に対して制度がさほど変わらない現状があり、それに対する男性の意見が聞けてとても参考になりました。本日はありがとうございました。
 
・ハウスワイフ2.0の考え方や、働き方は日本でも広まっていくと思います。社会や会社の中での価値観だけでなく、自分らしさを意識したライフスタイルを取り入れる方が増えてほしいと願っております。
 
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イベント詳細

課題図書

『ハウスワイフ2.0(エミリー・マッチャー著)』

開催日時

2014年06月01日(日) 13:00 ~ 15:00



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